19時開演 神戸国際会館こくさいホール
昨年に続き、古巣の神戸フロイデ合唱団のコンサートを聴かせていただきました。
先週自分の本番を終えたところですが、コロナでの制限解除後に観客として聴いた初めての合唱団のコンサートでした。
マスクなし、ディスタンスもなしで見た目も響きも元の状態に戻っていました。しかしこの状態もすぐに見慣れてしまうもので、コロナ禍での過剰とも思える措置で演奏を強いられていた3年間のことは、束の間のできごとであったような気がしてきます。
昨年は100人を切っていた団員数も今回は1割ほど増えて106人。
私が在籍していた頃は、ソプラノよりアルトが多く、テノールよりバスが多かったのですが、現在は逆。しかも特に男声がかなり少なくバランス的に厳しいと思われるのですが、テノールもバスも頑張って歌われていました。
オーケストラは対向配置で、弦が12-10-8-7-6とブラームスらしく低弦を厚くしてある構成。聴き慣れた作品で次の展開が読めることもあり、安心して音楽に浸ることができました。
私が在籍していたのは2014年までだったので、もう10年近く前になるのですが——双眼鏡越しに拝見する皆さんはあまりお変わりなく、当時のことを色々と思い出すひとときでもありました。
◇座席
2階最前列のやや下手側。
昨年感じた残響の短さもさほどには感じず。