19時開演 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
2年ぶりの関フィル合唱団自主コンサートに登壇しました。
今回はハイドンのオラトリオ「十字架上の最後の7つの言葉」
昨年7月から練習は始まっていたのですが、私は10~12月の第九の時期に休んでいたので年明けから本気モードで練習再開。しかしオミクロン株の拡大で練習が3回休みになり、その後ソリスト合わせ2回を含む4回の練習で本番、という昨年6月の定期演奏会と同じような状況での登壇となりました。
各曲の冒頭に、俳優の南条好輝さんによる十字架上のイエスが語った言葉とその状況の語りが入り、間奏曲ではピアノと4台のユーフォニアムで演奏するなど、通常の合唱コンサートとはひと味違う凝った趣向の演奏会。コロナ禍でオーケストラとの共演が難しい中、逆にそれとは違う楽しみ方のできるコンサートを用意していただき、そこで歌えることに感謝の気持ちで登壇しました。
ソリストの方々の歌唱も素晴らしく、特に今回初めて聴いたソプラノの古瀬まきをさんの艶々とした美声にはうっとりとしてしまいました。これも合唱活動の楽しみのひとつです。
しかし、何度も書いていますが、コロナ禍以降自分の中で歌うことへの熱が冷めてしまっていて今回も自宅での練習は殆どせず、その代わりにしていたのがドイツ語の歌詞の勉強。
わからない言葉を大声で歌うのはセンスなさすぎる、との思いから辞書を引き始めたのですが、だんだんとこれにハマってしまい、やがて歌詞を調べること自体が目的に(笑)。単語ひとつひとつを調べて自分なりに日本語に訳し、和訳で答え合わせをする、というのをやり始めてこれにかなり没頭してしまいました。はい、練習からの逃避です。
そんなわけで今回も練習不足のまま舞台に上がってしまい、楽譜ガン見で歌ってしまいました。覚えていないのを補うためやたらと楽譜に書き込みしたのが逆効果で、ますます楽譜から目が離せなってしまったのです。なんとか終えることができましたが、達成感とは程遠い残念な心境になりました。
これはなんとかしなければ、と今回の登壇でようやくスイッチが入りました!
次回の7月定期、シューベルトのミサ曲は自主暗譜しよう!と今は心に誓っています。
(と、ここに書いて宣言!)