14時開演 ザ・シンフォニーホール
気が付くと3日連続のコンサート通い。以前のペースに元通り(笑)

ということで、シンフォニーホール恒例の「熱狂コンチェルト」シリーズに初めて足を運びました。
今回はチェロの「3大協奏曲」。
チャイコフスキー(ロココの主題による変奏曲)、エルガー、ドヴォルザーク。
本題からは逸れますが、このラインナップが本当に「3大」なのか?疑問だったのでグーグル先生他に聴いたところ、ドヴォルザークは当確としてそれ以外に、ハイドン2番、シューマン、というものや、ハイドン2番、エルガー、というものも。要するに決定版の「3大」はないわけですね。そしてチャイコフスキーは協奏曲ではないので入ってない。チャイコフスキー先生がメロディアスな主題を持った協奏曲を残してくれればよかったのに、と思ったりもします。
さて本題に戻り。今回のソリスト=チェリストは、上野通明さん、佐藤晴真さん、横坂源さん。
チャイコフスキー、エルガー、ドヴォルザーク、と曲は尺の長さの順で、ソリストは年齢順で並べてありました。すなわち、上野さんチャイコ、晴真さんエルガー、休憩を挟んで、横坂さんドヴォコン、というプログラム。
指揮は大友直人マエストロ、オケは大フィル――コンチェルトの伴奏はセンチュリー、のイメージがあったので、大フィルは意外な気も。例年どうであるのかは調べてないので知らないのですが。
まず、上野通明さん。生で聴くのは初めてでした。実はこのコンサートに足を運んだ動機の一つが上野さん。冒頭で捉まれました。あたりがパッと明るくなるようなクリアな美音。「出会った」と感じた瞬間でした。
この「瞬間」があった演奏家がその後「推し」になっていくのですが、久し振りにその感覚を思い出しました。
2曲目、佐藤晴真さんのエルガー。先ほどの優美なロココとは対照的に冒頭から弓音の混じる迫力の低音――弓音は表現のひとつであろうと思ったのですが、実はその後も全曲を通してそのザラつきが気になってしまいました。それに音程が「ど真ん中」でない。芯を捉えた音程の快さ(ボールがバットの芯に当たってホームランになるような)が感じられない。晴真くんどうしちゃったの?と。思えば、6月にいずみホールで聴いた藤田真央さんのカルテットのときもチェロが埋没している気がしていたのです。ここのところ調子がよくないのでしょうか?――と、曲が終わるとフライング気味の大きな「ブラボー!」が入ったので、私の杞憂であればよいのですが。
休憩を挟んで、横坂源さんによる王道の「ドヴォコン」。
これはもう堂々たる演奏でした。チェロ協奏曲の王様。つい2週間前にドヴォルザークのピアノ協奏曲を聴いたばかりの耳で聴くと、両曲に共通する民族的、土臭さのようなものがあり、あと、ちょっと笑えたりする大袈裟なフィナーレとか――ドヴォルザーク節を満喫しました。と、卓袱台返しみたいですが、でも私はピアノ協奏曲がやっぱり好きだなーなどと思ったりしたのでした。
・・言い訳ですが、この記事、書きかけで数日間放置してしまい、薄れつつある記憶で仕上げております。

◇座席
2階下手側バルコニー1列目。
S席だったけれど、かなりの見切れ席。もう二度と座りません(笑)

