14時開演 レクサスHAT神戸
ディーラーでのサロン・コンサート。
今月初めに定期点検に行った際にご案内を受けたものでした。
ディーラー主催の顧客サービスの一環かと思っていたのですが、トヨタおよびトヨタ販売店が地域のアマチュアオーケストラを応援するという主旨で1981年から行っているもので、コロナを経て久しぶりの開催だったとのこと。納車がコロナが流行し始めた時期だったので、今回初めて知った次第です。
店舗内でのコンサートなので、弦楽器のみの演奏。
第一部は珍しいコントラバスの四重奏。オーストラリアの作曲家ブランビーの組曲は面白い作品でした。続いてモーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、「大きな古時計」。
第二部は弦楽合奏で、「森へ行きましょう」、「おぉブレネリ」などの民謡。
途中、楽器にまつわる豆知識クイズコーナーもあり、弦楽器の弓は、ブラジルの「ペルナンブーコ」という木材でつくられているが現在では絶滅危惧種に指定されている、といった興味深いお話も聞けました。
しかし・・アマチュア演奏に間近で接すると、やはり弦楽器の演奏の難しさを改めて感じてしまいます。プロであっても技術的な問題を感じる演奏に出会ってしまうこともありますが、まずは正確なピッチできちんと演奏することがいかに難しいかということを、目の当たりにしてしまいました。
一方で、練習によって克服できる部分もかなりあるように見受けられて——これは合唱団員として活動する自分自身にも跳ね返ってくることですが——しかし、その練習時間の確保が難しかったりもするわけで・・と、グルグルと考え事をしながら聴いてしまったのでした。
コンサートの後は美味しいコーヒーとお菓子をいただいて(これも目的のひとつ笑)、ゆったりとした午後のひとときでした。