2022年4月29日(金・祝)びわ湖クラシック音楽祭「近江の春」前日祭

びわ湖ホール 小ホール

3年ぶりに観客を入れての開催となった「近江の春」。
どのプログラムも興味深いもので、全部鑑賞したいくらいだったのですが、公演の日程発表以前に30日出発の沖縄旅行の予定を入れてしまっていて、無念(涙)。せめても、とこの前日祭の2公演に行ってきました。

◆素晴らしき日本の歌 13時開演

まず、「素晴らしき歌手陣」!
「近江の春祝祭声楽アンサンブル」の名称のコーラスは、びわ湖声楽アンサンブル・ソロ登録メンバーのなかでも特に活躍されている歌手の方々で構成されており、ハーモニーの美しさだけでなく、おひとりおひとりの声が聴こえてくることにも嬉しさを感じました。特にアルトの八木さん、益田さんの深い声の響きが素晴らしく、アルト・パートソロの部分では落涙しそうになりました。

一方、なじみ深い作品ばかりなので、一緒に歌いたい!と、多少もどかしくもあり・・。そのぶん、「怪獣のバラード」の手拍子を頑張りました(笑)

指揮の大川先生のMC、あまりお喋りが得意でない、とご自分でも仰っていましたが、合唱を指導していただくときの「いつもの大川先生」。和んでしまいました(笑)

◆ショパンが聴いたショパン 14時45分開演

上村文乃さんのチェロと川口成彦さんのフォルテピアノによる、ショパン・プログラムのリサイタル。ショパンが生きていた時代の楽器による「ピリオド奏法」の演奏会でした。
上村さんのチェロもその時代のもので、ヴィオラ・ダ・ガンバと同様にエンド・ピンがなく、脚で挟んでの演奏。それだけでも大変そうですが、大柄な上村さんは体勢に無理がなく安心して見ていられました。

しかし、上村さんが「クラシックカーで高速道路を飛ばしているよう」と仰っていたように、現代のチェロと比べると「鳴らない」。

フォルテピアノが懐かしさを感じる音色でありながらショパンの技巧を十分に表現しているのに対し、チェロはひたすら鳴らない楽器と格闘しているように感じられて、聴いている方としては少々ツラいものがありました。モダンチェロで聴きたかったな、というのが正直な感想・・。

 

◇その他
この日は、4年前の「千人の交響曲」とその後のジルヴェスターコンサートで親しくなった合唱のお友達4人で久しぶりに集まりました。2019年の大晦日以来。演奏会の前にはイタリアンでランチ。私は3人以上で集まる「女子会」もコロナ以降初めてのことで、充実の一日でした!

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