2022年7月28日(木)大阪新音フロイデ合唱団創立60周年記念公演 ベートーヴェン「荘厳ミサ」

19時開演 フェスティバルホール

先週の神戸フロイデ合唱団のちょうど1週間後に再びミサソレ。こちらもかつて在籍していた合唱団です。

2020年の公演予定が2度の開催延期を経て実現したものでした。
団員数をプログラムで数えると148名。私が2015年に「カルミナ・ブラーナ」を歌った時には280名超の団員数でしたから、こちらもほぼ半減。かつてひな壇にひしめき合って立っていたのが懐かしいです。

しかし少なくなったといっても150人規模なので、響きの薄さが気になることもなく、オーケストラとの音量バランスもよく、まとまった演奏であったと思います。

オケの音量はかなり抑えられていたようですが、3階席から俯瞰していたのもあり、オケとしてのアンサンブルがよく聴こえました。「”Pontio Pilato”の部分にこんな音楽がつけてあったのか」と今さらながらの発見(笑)があったりもしました。

ソリストで今回私が楽しみにしていたのはテノールの宮里直樹さん。期待通りの真っすぐに響く透明感のある声は美しかった。ソプラノの澤江衣里さんは初めてでしたが、これから出て来られる方だろうなと思いました。先週に引き続きのアルト八木寿子さんの安定の歌唱、高音も艶やかな三原剛先生のバリトン・・ソリスト陣が豪華なのもこの合唱団の魅力のひとつです。

神戸フロイデで合唱を始め、その後「カルミナ・ブラーナ」を歌いたくてこちらの合唱団に移ったのですが、我ながらよい選択だったと思っています。こちらでは発音の基礎知識を教えていただいたり(しかも三原先生に)、日本を代表するマエストロの指揮で歌ったりもでき、これらは自分の中での財産となっています。

2週続けて同じミサソレを、在籍していた二つの合唱団で、在籍していた順に聴くという、稀な体験。どちらも自分の辿ってきた合唱ライフについて思いを致した演奏会でありました。

 

◇座席
3階下手側最前列

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