2020年6月20日(土)飯森範親指揮/日本センチュリー交響楽団 ハイドンマラソンHM.19

14:00開演 ザ・シンフォニーホール

ようやくこの日を迎えることができました。
4ヶ月振りのコンサート!
やっと生音が聴ける!と喜んでチケットを購入したのですが、コロナ自粛以降日本で初めてのフルオーケストラのコンサートだったとのことで、コンサート・ゴアーとしては、晴れがましい気分です。

感染予防対策はかなり厳重に行われており、
入場前には、ホール外部のポーチに設けられたガイドポールの通路(銀行ATMのような)に並び、検温→チケットを自分でもぎって箱に入れる→手指の消毒→「衛生マット」で靴裏の消毒→ホール内部に入る、といった手順になっていました。

ホールのカフェ、ショップ、プレイガイドは閉鎖。
休業中の施設に入ってしまった感じで、ちょっと淋しい。

オーケストラは奏者間を1.75m離した配置、とのことで、いずみホールでの通常の配置をステージの広さに合わせて外側に「オフセット」(CAD用語で線などのパーツを同距離で移動させること)した感じ。上から見た分には違和感を持つほどには離れていないように思いました。

楽団長からの挨拶のあと、コロナで亡くなられた方、医療従事者の方々への「献奏」として「G線上のアリア」が演奏され、しめやかな雰囲気でコンサートは始まりました。
私としては、もっと晴れやかな喜びの気分を味わえることを期待していたのですが、今の世の中の状況としてはこれが正解だったのかな、とは数日経った後の感想。

マエストロとコンマスは「ぐータッチ」で挨拶。フルート、オーボエ、トランペットの前にはアクリル板スタンド(ファゴット、ホルンの前にはなし)。
細かいことは分かりませんが、聴いている分には殆ど違和感はなく、ホールに響く艶やかでまろやかな残響を久しぶりに堪能しました。

客席は前方を売り止めにし、観客は1席おきに座るようになっており(この映像も最近見慣れたものとなってしまいました)、ぱっと見た感じでは収容人数の半分の半分=つまり4分の1、くらいかな?と思っていましたが、ニュースでは300人程度だったとのこと。
興行としては厳しいと思いますが、座っている方としては視界良好、隣席も気にならず快適ではありました。

演奏終了後の ”Bravo” も禁止。
日本人の発音では飛沫は飛ばないでしょう?と内心ツッコミつつ、(”Bravo”と叫びたい!
思い切り拍手しまくりました。

とにかく再開できたことに感謝!
徐々に以前の生活が取り戻せつつあることにも感謝です。

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